スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【怒りの日】エジプト反政府デモ 今北産業向け #egyjp

デモの理由
 元々、ムバラク大統領の長期独裁に不満は溜まっていた。特に、警察の酷さ、ジャーナリズムの弾圧、世襲の準備、親イスラエル政策などに対しての不満は大きかった。そこへ、穀物価格の上昇、失業率の上昇、エジプトポンド安によるインフレなどが加わり、不満は臨界に達していた。
 そこに、チュニジアのジャスミン革命の報が届いた。当初、エジプト政府は『うちは民主制だからな』とジャスミン革命の波及を警戒せず、むしろ、『ウチは独裁より断然いいぞ』と対岸の火事を決め込んでいた。
しかし、不満を持っていたエジプト民衆は、『ジャスミン革命に続け』とデモを計画した。

デモの展開
今月25日に、TwitterやSNSで計画されたデモが実行され、エジプト人は各所で一斉にデモを開始した。
デモ隊は、24時間営業、特に夜にもデモをするという戦術を取り、警察を疲弊させた。

26日、デモを恐れたエジプト政府は、Twitterやその他のSNSを規制し始めたが効果はなかった。
27日、警察や治安部隊は放水車、ゴム弾などを使用してデモ隊を制圧しようとしていたが、しびれを切らしたのか、警察が実弾発砲し、市民が死亡。しかし、その後デモ隊が一部都市を制圧した。
ネット上の抜け道があることを重要視したエジプト政府はネットをほぼ完全遮断。ほとんど全てのトラフィックが消滅した。また、エルバラダイ元IAEA事務局長がデモ隊に加わり、逮捕された。

28日以降、ネット遮断でもデモの勢いは止まらず、各所で警察との衝突が起こる。陸軍は態度を決めかね、地域や部隊によって対応が異なり、首都カイロでは警察が市民を狙撃するのを妨害し、盾になっている部隊もあったが、スエズでは市民に発砲した部隊もある。

29日、ムバラク大統領は大統領就任以来初めての副大統領を置き、オマル・スレイマン情報庁長官を指名した。
また、ムバラク大統領がTVで演説するも、内閣を総辞職させる一方で、ムバラク大統領自身は職にとどまるという、民意を分からぬ姿勢に逆に火に油を注いだ。(アハメド・シャフィク前民間航空相をを新首相に指名。)

30日、エジプトはアルジャジーラのカイロ支局閉鎖の活動を停止させ、放送取材許可を取り消した。しかし、アルジャジーラは報道を継続している。
野党と市民団体が、エルバラダイ氏に暫定政権を発足するよう声明を発表。
陸軍にデモ隊に発砲するよう命令が下されるも、陸軍はこれを拒否。
デモ隊はタフリール広場に集まり(15万人?)、ムバラクの退陣を要求している。
その上を戦闘機(F16?)が飛んで、恐らく威嚇している。
日本時間にして31日夜一時ごろエルバラダイ氏がタフリール広場に到着。
一方、ムバラクは新内閣を発表。

31日、エジプト軍が、「民衆に武力を行使せず」と名言。陸軍は実質的にデモ隊に対して好意的中立に。

2月1日、『100万人行進』。昼ごろあたりから、多くの市民がタリフール広場に集まり、広場から宮殿へのデモに参加。当初百万人を切っていたものの、現在は200万人位となっている。




デモってんのはイスラム過激派じゃないの?
結論から言うと、一部はそうでしょうがデモの主体は市民です。イスラム過激派じゃ、http://bit.ly/fwh7eQの写真のように衆人の中キスなんてできない。
@gjmorley さんによれば、世俗主義派、社会主義派、イスラム主義派の三派が手を結んでムバラクに立ち向かっている。これはエジプトの近現代史に於いて初めてのことである。

なお、反ムバラク派はイスラム同胞団じゃないの?という声があるが、デモの主体は市民であり、イスラム同胞団やその他政治団体は、市民がデモを起こしたのを見ての飛び入り参加と言えます。ムスリム同胞団は、野党の党派の中で最大であるので、一定の影響力を持つようになりましたが、全体から見れば決して多数とは言えません。





略奪しているのは誰?
 情報が錯綜していいるために、角度の高い情報はない。しかし、デモに便乗した窃盗説、デモの品位を落とすために警察が仕組んだ説がある。
一方、デモ隊は、アレキサンドリア図書館が略奪されたことから、カイロ国立博物館には自警団を配備した。
※エジプト考古学博物館では、ファラオのミイラが『破壊』されていた。この行為は、盗人に利はなく、政府側の犯行を疑わせるものである。また、『暴徒』を捕まえたところ、警察手帳を持っていたという話も出てきている。



エルバラダイってどうなん?
 エルバラダイ元IAEA事務局長は、当初からデモを応援する姿勢は見せていたものの、実際に参加したのは27日になってからと、だいぶ遅かったために、『デモの成功を確信してから参加した』と揶揄する者も居る。
デモが進展すると、エルバラダイ氏は「アメリカは友好国に対してダブルスタンダードで臨み、自分たちの利益にかなうからと独裁政権の味方をしている。私たちは社会の分裂、経済の停滞、政治的な弾圧を目の当たりにしている。だが、あなたたちアメリカ人は何の声も上げてくれない」という声明を出した。
30日、野党と市民団体が、エルバラダイ氏に暫定政権を発足するよう声明を発表。
何はともあれ、野党や市民はエルバラダイを『頭』に置いた。彼らは、人気の微妙さや思想の違いを越えて、この『民主化暫定政権』を守らなくてはならないと思っているのだろう。
エルバラダイ氏推戴の意味


軍?治安組織?
エジプトには国防省の管轄するエジプト軍(陸軍、海軍、空軍)などと、内務省の管轄する中央保安軍があります。今回のデモにおいては、エジプト軍は全体的には静観と言えますが、地域や部隊によって対応が違います。31日以降は、陸軍はデモ隊に対して好意的中立です。

中央保安軍は、ニュースでは治安組織と言われています。警察と共に内務省の管轄で、デモを弾圧する側に回っています。
---------------
エジプトの軍組織
国防省が管轄
陸軍(Egyptian Army)は34万人
海軍(Egyptian Navy)6万人
空軍(Egyptian Air Force)3万人
防空軍(Egyptian Air Defense Command) 3万人
護国軍(National Guard)6万人
国境警備隊(Border Guard Forces)2万人

内務省が管轄
中央保安軍(=治安部隊)(Central Security Forces)…35万人
その他に、地方には Local Security Forces があり、彼らがアルジャジーラのクルーを逮捕した。
---------------







中東ドミノ革命関連記事


エジプト革命の関門
中東(だけじゃない)ドミノ革命の時系列
【怒りの日】エジプト反政府デモ 今北産業向け #egyjp
【怒りの日】エジプト反政府デモ 資料集
中東(だけじゃない)ドミノ革命地図

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=22993
もっと悪い奴が主導権を握ったということは?

No title

当然ありうるでしょうが、少なくともエジプト国民にとってはその確率は少ないでしょう。
プロフィール

える

Author:える
文理不明の生き物。
知識を食って生きてます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

目次
世界の民族一覧
- (試行版)
民族問題INDEX
- とある理系の民族問題

民族差別のテンプレート的言説


日本の歴史的地名
エジプトの簡易民族地理
サウジアラビア基礎情報
シリアの簡易民族地理


にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


googleアドセンス

Amazon.co.jpアソシエイト
アフィリエイト・SEO対策
FC2レンタルサーバーLite

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。